
むむむ。。。

どした?

こないだ◯mazonの口コミみて本買ったんだけど、
全然おもしろくなかったのさ・・・。

ああ、見事にウィンザー効果にハマったんやな。

ウィンザー効果?

そやで。
よし、今回はどんなとこにウィンザー効果が活用されてるかと、
ハマらんための注意点を教えたろ。
・ウィンザー効果とは何かがわかる
・ウィンザー効果が起こる理由がわかる
・ウィンザー効果のビジネスにおける活用例がわかる
・ウィンザー効果のビジネスで使う際のポイントがわかる
・ウィンザー効果にハマらないための対策がわかる
現代に生きる人は、ほぼ間違いなくこのウィンザー効果に巻き込まれています。
自分がどんな心理で行動を起こすのか知っておくと、失敗を防げるかもしれません。
それでは解説していきます。
ウィンザー効果とは
まずウィンザー効果について説明します。
ウィンザー効果の意味
ウィンザー効果とは、
という効果です
簡単に言うと、第三者から伝わった情報の方が信じやすい、ってことです。
ウィンザー効果が起こる理由
ウィンザー効果が起こる理由は、簡単に言うと、
です。
もう少し具体的に説明します。
Aさんが

自分のサービスは素晴らしい
と言うとします。
すると、普通の人は

うさんくさっ!
売り込もうとしてるだけちゃうん?
と思ってしまいます。
一方、Bさんから

Aさんの会社のサービスは本当に素晴らしい
と言われたらどうでしょう?
Aさんから直接言われるより、信頼性が増しますよね。
このように、第三者からの情報は信じられやすいため、ウィンザー効果が発生します。
ウィンザー効果が発生する条件
ただし、ウィンザー効果が発生するのは1つ条件があります。
先程の例で、BさんがAさんの身内だったらどうでしょうか?

Aさんの身内やからウソついてるんちゃうん?
と感じると思います。
つまり、ウィンザー効果が発生するのは
という条件があります。
口コミ、レビューなどは、利害関係が存在しない場合がほとんどです。
なぜなら、ウソを付く必要がないからです。
そのため、ビジネスにおいて非常によく利用されます。
ビジネスにおけるウィンザー効果の活用例
次に、ビジネスにおいてウィンザー効果がどのように活用されているか紹介します。
お客様の声
ブログやホームページ、セールスレター等に、サービスや商品の体験談・感想が掲載されています。
また、推薦の声を掲載する、ということがあります。
これはウィンザー効果を狙ったものです。
典型例が食べログですね。
食べログのウィンザー効果は非常に強力です。
理由は、
・評価者にアカウントがあり、その人の情報がわかる
からです。
紹介者割引
紹介者割引もウィンザー効果を利用した手法です。
自社のサービスや商品を利用している人が家族や友達を紹介してくれたら◯%割引にする
という手法ですね。
サービスや商品の販売者から直接営業をかけられるより、
第三者である家族や友達から紹介されたほうが信じやすいのです。
たとえば、英会話のイーオンこども教室などは、この戦略を使っています。
ウィンザー効果を利用して、子供や親のネットワークを狙った戦略と言えます。
ホームページのソーシャルボタン
ホームページなどに設置されているソーシャルボタンも、
ウィンザー効果を利用するためのものです。
そのホームページの情報をTwitterでツイートができたり、Facebookのいいねをしたりを、
クリックだけで簡単に行える仕組みです。

あなたが読んでいるこのブログにもついてますので、
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ビジネスでウィンザー効果を活用する際のポイント
次は、ビジネスでウィンザー効果を活用する際のポイントを紹介します。
権威性をうまく使う
特に推薦の声などには、
・大学教授や専門家などのプロ
・タレントなどの有名人
などを使うと効果が高いです。
心理学の用語で「権威性」と言います。
当然ですよね。
どこかの素人の言葉より、専門家の言葉のほうがより信じられやすいです。
ただしやりすぎると、消費者から

これ、金払って有名人に言わせてるだけちゃうん?
って思われてしまうので、注意が必要です。
自己の戦略と合わせる
顧客からは色々な声をもらいます。
それを全て掲載するのではなく、
自己の戦略、ターゲットに届きやすいメッセージだけを選んだ方が効果がアップします。
例えば、
機能性を売りにしたいのに、デザインばかり褒められる声じゃあまり意味がないですからね。
まあ、それもプラスの情報であれば、ある程度載せるのも戦略の一つですが。
無差別に顧客の声を載せるのではなく、内容も選ぶことにより、信憑性があがります
ネガティブな声も載せる
顧客の声が掲載されても、信じてもらえないと意味がありません。
もし顧客の声がポジティブなものだけだと、逆に不信感につながるケースもあります。

これ、マイナスの評価を都合よく消してるんちゃう?
と思われるからです。
載せる情報を選ぶことは大切ですが、
顧客を騙すようなことは厳に慎みましょう。
ウィンザー効果にハマらないために
消費者側がウィンザー効果に騙されないためには、非常に単純ですが、
・サービス、商品そのものの価値をよく見る
・口コミ等は発言者の利害関係を疑う
という2点が重要です。
ただ、最近は匿名のネットが発達したこともあり、
・サービスや商品を直接見れない
・どのような利害関係があるかわからない
ということも多いです。
ですので、対策としては
ことが重要です。
例えばGoogleで
「◯◯ 評判」
「◯◯ 口コミ」
等で検索すればたくさん情報が出てきます。
その中から一つに偏らず、色々な情報を得て総合的に判断するといいです。
ウィンザー効果のまとめ

これ、普通の人は絶対ハマるね。。。

まあ、ハマるっていうと言葉悪いけど、
色々なところに活用されてるのは間違いないな。
自分がウィンザー効果に踊らされてないか気をつけや。

はーい。
今回は、
・ウィンザー効果が起こる理由は第三者が言うから
・ウィンザー効果のビジネスの活用シーン
・ウィンザー効果はビジネスで使う際の留意点
・ウィンザー効果にハマらない対策
を解説しました。
冒頭でも述べましたが、
現代に生きる人は、ほぼ間違いなくウィンザー効果に巻き込まれています。
自分がどんな心理で行動を起こすのか知って、今後の行動に活かしてください。
それではっ!
クチコミとネットワークの社会心理―消費と普及のサービスイノベーション研究
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