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アンゾフのマトリクスとは?事業戦略を立てるための活用方法を解説

ヘタレモンスター
ヘタレモンスター

うーん、うーん。

まおすけ
まおすけ

どした?

ヘタレモンスター
ヘタレモンスター

あ、まおすけ。
上司から今後の戦略を考えてみて、って言われて。
でも、何も思いつかないんだよ。

まおすけ
まおすけ

それなら、いっぺんアンゾフのマトリクスを使ってたらどや?

ヘタレモンスター
ヘタレモンスター

アンゾフのマトリクス?

まおすけ
まおすけ

企業の戦略を考えるときに使いやすいフレームワークやで。
ちょっと解説したろ。

この記事のメリット

  • アンゾフのマトリクスが何かわかる
  • アンゾフのマトリクスのメリットがわかる
  • アンゾフのマトリクスの活用方法がわかる
  • 自社の現状を認識できる
  • 今後の成長戦略を考えることができる

 

今回はアンゾフのマトリクスの説明です。

何も無いところから企業の戦略を考えることは非常に難しいです。
アンゾフのマトリクスを使えば、わかりやすいフレームワークで会社の方向性を考えることができるようになります。

それでは解説していきます!

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アンゾフのマトリクスについて

まおすけ
まおすけ

まずアンゾフのマトリクスが何なのかを説明するで!

アンゾフのマトリクスとは

アンゾフのマトリクスとは、「市場(ニーズ)」と「製品(技術)」の軸を、「既存」と「新規」の四つに分類したもので、企業における成長戦略の方向性を探るフレームワークです。
経営学者のイゴールアンゾフによって提唱されました。

アンゾフのマトリクスは、以下の4つに分類されます。

既存市場×既存製品=「市場浸透」戦略
既存市場×新規製品=「新製品開発」戦略
新規市場×既存製品=「新規市場開拓」戦略
新規市場×新規製品=「多角化」戦略

図にすると以下となります。

アンゾフのマトリクス

アンゾフのマトリクスを活用するメリット

このマトリックスを使うことで、以下のメリットがあります。

・自社の事業拡大の傾向や強み、弱み等が確認できる
・実現可能性のある施策を網羅的に洗い出せる

つまり、自分が今までどのような施策を取ってきたかの確認ができ、
さらに、今後自社がどのような方向に事業拡大するかを検討することができます。

アンゾフのマトリクスをいつ使うのか?

アンゾフのマトリクスは、企業が新たに成長するための戦略を模索するときに使います

したがって、アンゾフのマトリクスは製品戦略や販売戦略のような細かい戦略ではなく、
もっと大きな事業もしくは会社全体の戦略を検討する際に使うことになるため注意が必要です。

 

4つの戦略の内容、具体例

まおすけ
まおすけ

4つの戦略の内容、具体例をみていくで!

「市場浸透」戦略

市場浸透戦略

市場浸透戦略は、既に市場に導入された製品やサービスの売り上げをさらに伸ばすという戦略です。

具体例

  • マスコットキャラクターでブランド力を高めて顧客数を増やす
  • 他社からの乗り換えキャンペーンで市場シェアを伸ばす
  • 複数買うと割引になるセールで販売数量を伸ばす

4つの分類の中では一番成功確率が高いですが、
所詮今までの事業の延長なので、継続成長が難しいのが特徴です。

「新製品開発」戦略

新製品開発戦略

新製品開発戦略は、既存の市場に新しい製品を導入することで成長するという戦略です。

具体例

  • 自動運転機能を搭載した自動車
  • 掃除機を製造販売するメーカーが扇風機を販売
  • 1 L 飲料に加えて、200 mL の飲みきりパックの追加

既存市場であるため今までの経験をある程度利用することができますが、
新製品の開発が伴うため、製品の開発力が求められます。

既存製品の延長にとどまらない創造性を持った研究開発や商品企画を行うことが重要です。

「新規市場開拓」戦略

市場開拓戦略

新市場開拓戦略は、新しい市場に既存の製品を展開する戦略です。
異なる顧客層への展開や新しい地域での製品導入などが挙げられます。

具体例

  • ノンカフェインティーのパッケージの大きさを変え、赤ちゃん向けに販売
  • ラーメン屋がヨーロッパに店舗を構える

また、富士フィルムがそれまで培ったカメラレンズやフィルムに関する技術を利用して、
液晶用フィルムや、携帯電話用プラスチックレンズに関する市場に進出したことも挙げられます。

異なるニーズを持つ新しい顧客に、既存製品を使ってもらえるかが鍵になります。
また製品を届けるための流通チャネルが確保できるかも課題です。

「多角化」戦略

多角化戦略

多角化戦略は、新規市場に新製品を提供することで成長する戦略です。
新規事業と呼ばれる活動の多くがこの分類に属します。

具体例

  • 損害保険会社が介護サービスや保育サービスを行う
  • ラグジュアリーブランドのアパレル企業がホテル事業に進出する
  • カラオケ会社が調剤薬局を手掛ける

4つの戦略の中で、ノウハウが全くない分野へ進出するため、成功確率は最も低いです。

未知の領域であるため、自社でイチからビジネスを立ち上げるのではなく、企業買収によって資源やノウハウを手に入れることもあります。

アンゾフのマトリクスを使った戦略策定

まおすけ
まおすけ

アンゾフのマトリクスを使った戦略策定について説明するで!

アンゾフのマトリクスを使った戦略策定方法は以下の4ステップです。

  1. 自社の製品、市場を再確認する
  2. 市場ニーズを書き出す
  3. アンゾフのマトリクスに沿ってアイデアを出す
  4. アイデアを整理する

なお、市場ニーズやアイデアを出す場合は、

・アイデアを付箋に書いてホワイトボードに貼り付ける
・マインドマップをメンバー皆で作成する

等の方法で、できる限り制約を付けずに検討するのが重要です。

ここからは各ステップについて詳しく説明していきます。

1.自社の製品(技術)再確認する

まず、自社の現状の製品(技術)を確認します。

最初に自分達の強みや弱みを洗い出し、
現在どのような製品(技術)で戦っているのかを見つめ直します。

2.市場ニーズを把握する

次に、現在の市場ニーズを把握します

ここでは、自分が今戦っている市場ニーズはもちろんですが、
それ以外の現在の世の中にある市場ニーズを書き出すことが重要です。

これは自分の業界だけに限らず、常に世の中の状況や流れを把握していないと難しいですが、
とにかく思いつくものを全て書き出していきましょう。

3.アンゾフのマトリクスに沿ってアイデアを出す

アンゾフのマトリクスに沿って、それぞれの戦略を個別に検討し、アイデアを出します。
それぞれの戦略を検討する場合の留意点を説明します。

「市場浸透」戦略を検討する場合

市場浸透戦略を検討する場合は、現在の製品を現在の市場においてどのように伸ばしていくかという、一般的なマーケティング会議におけるアイデア出しを行うことになります。

ここについては、通常の会議ですので説明は割愛します。

「新製品開発」戦略を検討する場合

製品開発戦略では、まず現在の製品がターゲットとしているニーズを確認します。
(これは、「2.市場ニーズを把握する」で終わっているはずです。)

そして、そのニーズに対応する新製品に関するアイデア出しをしていきましょう。

新製品を開発するので、既存の技術の枠におさまっていてはいけません。
あくまで現在の市場ニーズを第一に考えて、それに対応する製品を生み出す必要があります。

そのため、この戦略を取る際は研究開発を伴うことが多いです。

「市場開拓」戦略を検討する場合

市場開拓戦略では、まず世の中全ての市場ニーズを書き出します。
(これは、「2.市場ニーズを把握する」で終わっているはずです。)

そしてそのニーズの中から未対応のニーズを列挙し、
自社の製品やサービスでそのニーズに対してどのように訴求を行うかアイデアを出します

ここで大事なのは、ニーズの捉え方です。
ここを読み誤るとうまくいきません

例えばスターバックスを例に取ります。

スターバックスは、コーヒー等の飲料や食料を販売するお店です。
そのため一見すると「食料や飲料を販売してほしい」というニーズに応えているように見えますが、実はそうではありません。

スターバックスが応えている真の市場ニーズは「ゆったりとした空間を提供してほしい」です。
そのためにWi-Fi環境を整えたり、落ち着きのある内装にしているのです。

このように市場ニーズの捉え方によって、自社の製品が思いもよらなかったところに当てはまることがありますので、市場ニーズの捉え方は色んな方面から検討することが重要です。

「多角化」戦略を検討する場合

多角化戦略は、全く新しい分野への挑戦です。
市場ニーズを洗い出し、今まで全く訴求してこなかったニーズに、全く新しい製品(技術)で勝負します。

どのような方向性に進むかは、企業理念やミッションに沿うことになります。

全くノウハウがないため、M&Aの検討会議を行ってもよいかもしれません。

4.アイデアを整理する

アイデアがで尽くしたら、整理を行います。

アイデアをグループ化し、それぞれのアイデアについて実現性の優先度をつけ、どのアイデアを採用するかを決めます。

どのアイデアを採用するか決まったら、内容をまとめます。
まとめる際は、以下の内容を含めるとよいでしょう。

  • 戦略名
  • 対応する市場ニーズ
  • 具体的な商品やサービスの内容
  • 戦略実行に必要な経営資源
  • スケジュール
  • 責任者
  • 撤退条件

アンゾフのマトリクスの留意点

まおすけ
まおすけ

アンゾフのマトリクスを使う際の留意点やで!

とにかくアイデアを多く出す

アイデアは制約や優先順位にとらわれずたくさん洗い出しましょう。

大切なのは数を出すことです。とにかく数を出すことで、点と点がつながり、新たな発見につながることもあります。

それにより、思いつかない秘策を思いつく可能性が高まります。

シナジー効果を意識する

新しい事業を検討する際は、既存事業とのシナジーを意識することが重要です。

シナジーとは、既存の資源の有効活用や関連するビジネスを行うことで企業が得られるさまざまなメリットを指します。

例えば、全く新しい分野に進出する多角化戦略であっても、例えばその新しい分野の経験がある社員がいれば、その経験をフルに活用してもらうことが考えられます。

各分析を組み合わせる

成長戦略の意思決定をする際は、様々な角度から分析することが必要です

アンゾフのマトリクスに加え、バリューチェーンやプロダクトポートフォリオマネジメントといった、異なる切り口の事業分析ツールも使いながら総合的に判断していきましょう。

他の分析方法を学ぶ際は、下記のようなスクールを試してみるといいです。

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アンゾフのマトリクスのまとめ

ヘタレモンスター
ヘタレモンスター

なるほど、4つに分けて戦略を考えればいいのか。わかりやすいね。

まおすけ
まおすけ

そやな。
ただこれだけで決めればOK!っていうもんでもないから、継続的に考えることは必要やで。

ヘタレモンスター
ヘタレモンスター

はーい。わかりました。

アンゾフのマトリックスは企業における事業戦略の方向性を探るためのフレームワークです。
自社の強みを認識し、網羅的に洗い出された施策案から成長戦略の方向性を導き出しましょう。

それではっ!

参考書籍


<新装版>アンゾフ戦略経営論〔新訳〕

事業戦略
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