皆様、おはこんばんちは!まおすけです!
エクセルさんを生み出したマイクロソフトは非常に僕達のことを考えてくれていて、
すごく使いやすい機能をたくさん開発してくれています。
でも、非常に世話焼きすぎて、逆に業務効率が落ちてしまう機能まで開発しており、
しかもそれが初期設定されています。
今回は、エクセルのそんな機能を変更して、地味に業務効率を上げよう!っていうお話です。
注:画面はエクセル2013のものです。お使いのバージョンによっては図が少し解説と違うかもしれません。
変更すべきエクセルの初期設定6つ
1.オートコレクト機能
僕達は人間なのでタイプミスを犯します。
そんなとき、エクセルさんは親切にも
「これ間違ってるから直しとくね!」
と単語を勝手に直してくれます。
例:
・seh を she に修正
・adn を and に修正
・こんにちわ を こんにちは に修正
でも、「自分はわざとそうやって入力しているんだ!」というものまで直してしまうので、
いちいち勝手に直されてそれを修正するという作業はかなりイラッときます。
ということでこの機能、解除しましょう。
①「ファイル」をクリック
②「オプション」をクリック
③「文章構成」の「オートコレクトのオプション」をクリック
④「入力中に自動修正する」のチェックを外す
これで自由に間違ったまま入力できるようになります(違)
2.エラーチェック
皆さん見たことありませんか?セルの左上隅についた微妙な三角形を。
こいつは周りのセルと少し数式が違ったり、数字なのに文字列として入力されていたり、
エクセルさんから見て「これ間違ってね?」っていう箇所を示してくれる機能です。
でも、エクセル作業において、わざと周りと違うものを入力するのはよくあります。
そのたびに「もしかして間違ってない?」って言われるのは正直イラっとくる。
あと細かいことですが、表を図として貼り付けるときにもバッチリこの小さい三角形が映ってしまいます。
ということでこの機能、解除しましょう。
①、②は「オートコレクト機能」の①、②と全く同じです。
③「数式」の「バックグラウンドでエラーチェックを行う」のチェックを外す
これで間違いに気づかないまま、気にせず入力を続けることができます(違)
3.オートコンプリート機能
僕達はエクセルでのデータ入力を縦方向に行うことが多いです。
そして縦方向に入力している時に、
「前にこれを入力してるし、もしかしてまた同じものを入力しようとしてない?」
って感じで、エクセルさんは以前の入力内容を元に自動で予測変換をしてくれます。
使いようによっては、とても便利なんです。
でも、「鈴木一郎」の後に「鈴木二郎」を入力しようとした時にも、
「次も「鈴木一郎」でしょ!?」
って感じで、なんでもかんでも予測変換しようとしてくるので、若干うざい。
ってことでこの機能、解除しましょう。
①、②は「オートコンプリート機能」の①、②と全く同じです。
③「詳細設定」の「オートコンプリートを使用する」のチェックを外す。
これでOKです。
ちなみに、縦方向に同じ項目を入力するときは「ALT+↓」を押すと、既に入力した項目がプルダウンリストとして出てくるので、もし連続入力するならこっちを使ってください。
4.保護されたビュー
注意!
この設定を解除するとPCがウイルス等にかかる可能性が上がります。
利用はよく考えて、ご自分の責任でお願いします。
インターネットで拾ったファイルやメール添付されてきたファイルを開こうとすると、こんな画面になります。
エクセルさんが、
「インターネットで拾ってきたファイルとか、メールに添付されたファイルはウイルスとかいるかもしれないし、そのまま開くと危ないよ!」
という警告を出してくれて、それに対して「いやいや大丈夫だから・・・」というOKを出さないとファイルが操作できないという機能です。
でも、インターネットのファイルが危ないかも・・・なんてのは、承知のはずですし、
全く知らない人からのメールに添付されているファイルをそのまま開くのは危ないなんて皆知ってます。
どうしても心配なら、エクセルで開く前にセキュリティソフトでスキャンすればいいです。(セキュリティソフトを入れてないという人は、そもそもインターネットしちゃいけません。)
しかもファイルを開くたびに警告を出されます。
うざいです。
ということでこの機能、解除しましょう。
①、②は「オートコンプリート機能」の①、②と全く同じです。
③「セキュリティセンター」の「セキュリティセンターの設定」をクリック
④「保護ビュー」の中にある3つのチェックを外す
これで危ないファイル開き放題です(違)
5.新規ファイルのシート数
(エクセル2010以前のバージョンが対象です)
新しいファイルを開くと、初期設定のままだと最初からシートが3つあると思います。
ちゃんと全部使うのならいいんですが、「Sheet1」しか使わずに、そのまま誰かにそのファイルを渡したりする人いませんか?
ファイルを受け取った側は、「あ、シートが3つ付いてる。何が入力されてるのかな?」と、必ず3つとも見に行く必要があります。
自分はいいのですが、相手が時間をロスしてイラッとさせてしまいます。
もし、シートを追加したいのなら「Shift + F11」というショートカットで一瞬で追加出来ます。
ということで、初期設定のシート数を「1」にしちゃいましょう。
①、②は「オートコンプリート機能」の①、②と全く同じです。
③「基本設定」の「ブックのシート数」を「1」に設定してください。
これで最初からあなたの優しさが伝わるようなファイルの出来上がりです(謎)
6.スタート画面
(エクセル2013が対象です)
新しいファイルを開こうとすると、こんな画面が出てきます。
色んな形式の綺麗なテンプレートでファイルが作れるんですが、
「今はこんなもん使わねーよ!」
という場合が大半で、結局「空白のブック」をクリックする事になります。
正直めんどくさい。
ということでこの機能、解除しましょう。
①、②は「オートコンプリート機能」の①、②と全く同じです。
③「基本設定」の「このアプリケーションの起動時にスタート画面を表示する」のチェックを外す。
これで空白のシートしか出ない、つまらない設定の完了です(泣)
まとめ
いかがだったでしょうか?
ひとつひとつはとても地味な設定なのですが、こういう小さな積み重ねが大きな時間を生みます。
なんだこんなもんと思わず、今からの数分を使って将来の何倍もの余裕時間を生み出してください。
ただし、人によっては使える機能もあるかもしれないので、
そのあたりは試してみて自分でカスタマイズしてくださいね。
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